大阪府泉南地域のアスベスト訴訟で、国の責任を認めた大阪地方裁判所の判決を受け、原告団は改めて国に話し合いによる早期解決を求めることを決めました。
泉南アスベスト訴訟の原告団は総会を開き、今後の活動方針を話し合いました。
訴訟では先月、大阪地裁が「危険性を知りながら対策を怠った」として国の責任を認め、原告50人分およそ1億8000万円の賠償を命じました。
一方、「国の責任は企業に次ぐもの」として賠償額が低く抑えられるなど、原告の訴えの全ては認められていません。
しかし病状が悪化している被害者が多いため、原告団は判決を敢えて受け入れることを決めました。
しかし国は判決を不服として控訴する可能性もあり、原告団は国にこれ以上裁判を続けず話し合いによる早期の問題解決に応じるよう訴えています。
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