大阪市の橋下市長は高齢者が無料で市営地下鉄やバスを利用出来る「敬老パス」制度を見直し、半額程度の負担を求める案を示しました。
大阪市では70歳以上の高齢者およそ36万人を対象に、市営地下鉄やバスを無料で利用できる「敬老パス」を発行しています。
しかし、高齢化が進み、今後市の負担が増えることが予想されるため、橋下市長はこれまで一部の自己負担を求める代わりに、JRや私鉄の利用分にも新たに補助を出すことを検討してきました。
その上で橋下市長は2日、利用者に半額程度の自己負担を求める案を検討していることを明らかにしました。
【橋下徹大阪市長】
「あまり利用地域の範囲は考えなくても、利用の上限額を設定すればいいのではないか。これからいろんなところでこの案を出して探っていきたいと思います」
橋下市長は6月中に利用者の負担額などについて決定する方針です。
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