大阪府警の警察官2人が、事件の証拠品を紛失していたにもかかわらず、書類に嘘を記載して持ち主に返したように見せかけていたことが分かりました。
書類に嘘の記載をしていたのは、大阪府東淀川警察署に勤務していた男性警部(58)と、男性警部補(54)の2人です。
調べによりますと、2008年1月に起きた当て逃げ事件で、犯人らが車に残した現金やカードなど17点を証拠品として押収しました。
その後、警部らはおととし4月、これらを持ち主に「還付」したと書類に記載していました。
しかし別の警察官が、証拠品の現金9万2000円が署内で管理されていることに気づき、現金と財布以外の証拠品の紛失と、嘘の記載が発覚しました。
調べに対し警部らは「捜査を終結させたかった」と話していて、警察は2人を書類送検する方針です。
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