東日本大震災で被災した福島県いわき市で、大阪の女性がボランティアで絵画教室を開いてきました。
子供たちがそこで描いた絵が大阪市内で展示されています。
綺麗な海いっぱいに、楽しそうに泳ぐ魚たち。
この絵は、福島県いわき市の子供たちが描いたものです。
大阪市内で開かれているこの展覧会には、福島県と大阪の子供たちが描いた「明日への希望」が飾られています。
この展覧会を主催した馬場多絵さん。
普段は大阪のアトリエで子どもたちに絵を教えていますが、被災地の子どもたちを勇気づけたいと思い、去年の夏から福島県に足を運び絵画教室を開いてきました。
テーマを決めないことで、子どもたちの自然な気持ちがキャンバスに込められていきます。
【いわき市の小学生】「わざわざ大阪から来て、こういうことをしてくれるのは、ありがたいと思います」
子どもたちの絵は大阪へ…。
希望が込められた一枚一枚の絵が会場を柔らかく包み込みます。
【来場客】「すごい純な感じが伝わってきて、日頃の大人の喧騒を忘れるような柔らかい気持ちになりますね」
【馬場多絵さん】「子どもの想いは形になると凄くパワーを持って、大人が何をしてもかなわない大きな力を持ってることを肌で感じたり目で見て、耳をすましてもらえば何かを語りかけてくれるので、その思いを感じてもらえれば嬉しいです」
ここでは、子どもたちの絵がプリントされたマグカップが販売され、売り上げは全て被災地の子どもたちに贈られます。
この展覧会は今月8日まで、大阪市中央区のアートスペースフジカワで開かれています。
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