桜が満開となっている和歌山市の紀三井寺では、宛先や差出人がわからず迷子の郵便を供養する文供養が行われました。
この文供養は、宛先や差出人がわからず、迷子となった郵便物に込められていた「人々の思い」を供養するという、全国でも珍しい法要です。
法要では、郵便局での保管期間を過ぎて焼却処理されたおよそ1000通の葉書や手紙の灰が、境内の「文塚」に納められ、和歌山のほか、近畿各地から参列した郵便関係者が焼香をしました。
満開の桜のもとで営まれた法要に参列した人たちは、迷子の郵便物に込められていた「人々の思い」を弔っていました。
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