大阪では9日、桜が満開となりました。
毎年この時期にはお花見のマナーが問題になりますが、ことしは大阪城公園のある取り組みが効果をあげているようです。
4000本あまりの桜並木が広がる大阪城公園。
のどかな春を満喫する人の傍ら、お祭り気分で盛り上がる人がいるのもお花見ならではの光景です。
【花見客】
「花よりバーベキュー」
毎年この時期に問題となるのが、桜の木の下で行われるバーベキュー。
かつて大阪城公園ではバーベキューは全面的に禁止されていましたが、ところかまわず炭をたく人が後を絶たず。
周囲への煙や大量のゴミなど、マナー違反が目立っていました。
そこで大阪市が『苦肉の策』として決断したのが、エリアを区切った上でのバーベキュー解禁です。
天守閣の東側約30ヘクタールの場所であれば、ことしは正々堂々、肉を焼くことが出来ます。
【バーベキューをする男性】
「花見時は焼肉するのが定番やから。大阪市に(解禁エリア)を作ってもらって嬉しいです」
以前はバーベキューの煙が充満していた『禁止エリア』を訪れると、お昼時にもかかわらずバーベキューをしている人はいませんでした。
一部のエリアにバーベキュー客を誘導したことにより、のんびりと桜を楽しめる場所も確保されました。
【花見客】
「風でものすごい煙がくるでしょ。このへんで(バーベキュー)やってたから、去年は。いらいらするでしょ。それがないだけに静か」
「煙も立ってないしお花も一層きれいかなと」
【大阪市の担当者】
「(これまでは)やめてくれと言ってもやめない。押し問答になる。今はできる場所があるから、出来る場所があるならそっちへ移動しようと、われわれの指導もしやくすくなった」
一方、こんな場所も―。
大阪市の毛馬桜之宮公園では今でもバーベキューが全面的に禁止されているのですが・・・。
【バーベキューをする男性】
「みんなやってるからいいかなあという感じ」
園内ではいたるところでバーベキューの火が上がり、中には花火をする人まで。
効果的な取締り
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