兵庫県朝来市役所に全国でも珍しい部署が誕生しました。
その名も「竹田城課」。
お城の名前がつけられたこの部署の仕事とは?
兵庫県朝来市にある国の史跡・竹田城跡。
室町時代に作られた山城の跡で、石垣の規模は日本でも屈指の大きさを誇ります。
この竹田城跡を最大限活用するために、職員4人の新たな部署が9日、朝来市役所に誕生しました。
その名も…“竹田城課”
【松原敏典・初代竹田城課長】
「どんなことをこれからやっていったらいいのかという戸惑いもあるし、まだ迷っているが、成果を求められるので頑張りたい」
毎年秋から初冬にかけて幻想的な雲海が見られ、雲に浮かぶ姿が「天空の城」などと言われて注目を集めている竹田城跡。
標高353メートルの山の頂上にあり、世界遺産に登録されているペルーの空中都市、マチュピチュ遺跡を彷彿とさせるたたずまいで「日本のマチュピチュ」とも呼ばれています。
こうした竹田城跡を街づくりの核にして地域活性化の起爆剤にしようと誕生したのが「竹田城課」です。
【松原敏典・初代竹田城課長】
「(朝来市は)海はないし平地も少ないしこれといった特徴が本当に少ない。その中で人気が出たものを取り上げてそれをきっかけに町を活性化させたい」
【朝来市民】
「観光の人がより多く来てくれるんじゃないかと期待している」
8日に22年ぶりのライトアップが始まった竹田城跡。
マチュピチュならぬ「和チュピチュ」として、知名度アップとなるのでしょうか。
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