東日本大震災で発生したがれきの受け入れを表明した兵庫県は9日、県内の市や町に対して受け入れへの協力を要請しました。
兵庫県は、関西広域連合の方針に従って東日本大震災のがれきを受け入れることを表明していますが、がれきを処理するための焼却施設を持っていません。
そのため兵庫県は、焼却施設を持っている市や町の担当者を集め、それぞれの施設で処理するよう協力を要請しました。
【兵庫県・井戸敏三知事】「阪神・淡路大震災のときにも大きな支援を受けてきた地域なので、積極的な取り組みが期待されているのではないか」
一方、出席した担当者からは「廃棄物は地元で処理するのが原則」といった意見や、「協力するかどうか判断する材料が足りない」といった指摘が出されました。
兵庫県内ではすでに、加古川市や佐用町で議会が行政に受け入れを求める決議を可決した一方、三木市が受け入れ拒否を表明しています。
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