この事件で亡くなった、大阪府豊中市の伊勢由希子さんの告別式が営まれ、親族や多くの友人が最後のお別れをしました。
兵庫県川西市で開かれた伊勢由希子さん(58)の告別式。
親族や友人に見守られながら、棺はゆっくりと斎場を後にしました。
【参列した友人】
「もう無念しかないです」「本当に人を思いやる心とか、気遣いができる彼女だったので」
面倒見がよく、誰からも慕われていた伊勢さん。
英会話教室で親しかった豊中市の岸本真砂子さん(68)と桜を見るため京都を訪れ、事故に遭いました。
伊勢さんは、近くの英会話スクールでボランティアスタッフとして手伝いをしていました。
講師のバリーさんとは、岸本さんの紹介で知り合い、家族ぐるみの付き合いをしてきました。
【バリーさん】
「(伊勢さんは)友達、優しかった。いつもクリスマスとか、誕生日とか、私がイギリスに行くというので、プレゼントを買い、手紙も準備していた」
イギリスに帰国することになったバリーさんのもとに、伊勢さんから手紙が届いたのは伊勢さんが亡くなった3日後でした。
【バリーさん】
「岸本さんの告別式の後、友達の家に行ったときに、伊勢さんからの手紙をもらった。『家族によろしく、あなたがいないとさみしいわ、イギリスで新しい生活頑張ってね』。読んだら泣いちゃった。ありがとう、伊勢さん」
友人のグループは、四十九日の法要後、「伊勢さんを偲ぶ会」を開きたいと話しています。
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