大阪の不動産会社が、現物出資の土地の評価額を水増しして増資したとして捜索を受けている事件で、警察は債務超過による上場廃止を免れる目的だったとみて調べています。
金融商品取引法違反の疑いで捜索を受けているのは、ジャスダックに上場していた不動産会社「セイクレスト」の元役員の自宅など数ヵ所です。
調べによりますと、セイクレストはおととし3月、現物出資をうけた和歌山県白浜町の土地を「およそ20億円」と相場よりも水増しして評価し、増資を行なった疑いがもたれています。
セイクレストは当時、債務超過に陥っていて、警察は、旧経営陣が上場廃止になるのを免れる目的だったとみて調べを進めています。
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