和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社では去年の台風12号の土砂崩れの影響で傾いた社殿の修復作業が進んでいます。
社殿の修復作業に用いられているのは伝統工法の「建て起こし」です。
神聖な建物のため解体することができないことから、建物をそのまま押し上げる方法が用いられています。
世界遺産の熊野那智大社は去年の豪雨で発生した土砂崩れで社殿の一つが、傾いてしまいました。
春になり、ようやく土砂が片付き、裏山の修復工事も終わったことから、今回傾いた社殿の修復が行われるこ
とになりました。
【熊野那智大社・朝日芳英宮司】
「ゆがんだところをすべて直し、今年末までにはなんとかご本殿は修復できるんじゃないかと思う」
作業は年内いっぱいかかるそうですが、大社は新年には綺麗になった社殿で参拝客をお迎えしたいと話していました。
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