ゴールデンウィーク3日目の30日、近畿の行楽地は多くの観光客で賑わいました。
【子ども】「とったどー!(カニが)小さいな!」
兵庫県たつの市の新舞子海岸では、大勢の家族連れが潮干狩りを楽しみました。
【保護者】「天気は微妙だったし、水も冷たいと思ったけど、遠浅だからけっこう掘れました」
【子ども】「おもしろい」
この海岸の沖合いは約800mまで広がる干潟。
潮干狩りは6月いっぱいまで楽しめるということです。
【電車に乗った子どもたち】「行ってきま~す」
大阪市北区では、これまでバラバラにイベントを開いていたJRと関西の私鉄が初めてタッグを組んで、PRイベントを開きました。
【記者】「こちらでは、阪神電車の運転士が受けているのと同じ訓練を体験することができるんです」
最高2時間待ちの長蛇の列ができたのは、阪神電車の研修所から特別に持ち出された運転シミュレーターで、子どもたちは真剣な顔で運転士気分を味わっていました。
【子ども】「楽しかったです」
【保護者】「一度で(鉄道会社)全部いけることは嬉しい、来年も再来年もゴールデンウィークにやってほしいです」
ほかにも、ジオラマを駆け抜ける精工な模型や実際に活躍した0系新幹線の運転台の体験コーナーに、鉄道ファンは釘付けでした。
【女子高生】「思った以上に大きくてびっくりしました」
(Q:意味分かった?)
【女子高生】「ちょっと難しかったです」
来場者を驚かせたのは、甲子園球場の36倍もある兵庫県佐用町の放射光研究施設「スプリング8」。
放射光という強力な電磁波を光とほぼ同じ速さで発射し、物質を原子レベルで観察できる世界最高性能の施設が一般公開されました。
【保護者】「これから中学高校入ってもっと(理科に)興味を持ってくれたらと思います」
【子ども】「はい」
30日は、放射光の加速に必要な1周1.5kmの巨大なリングを回るツアーが開かれ、高校生や親子連れたちは、最先端の技術に圧倒されっぱなしでした。
↧