高齢の入院患者4人の爪を剥がしたとして、傷害の罪に問われていた元介護助手の女に対し、京都地方裁判所は懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
傷害の罪で判決を受けたのは、京都市西京区の元介護助手・佐藤あけみ被告(38)です。
判決によりますと、佐藤被告はことし8月、勤務していた京都市中京区の病院で、当時80歳だった認知症の女性など入院患者4人の足の爪をはがしました。
佐藤被告は7年前にも別の病院で同様の犯行を重ね、実刑判決を受けていました。
7日の判決で、京都地裁の笹野明義裁判長は「世話をする立場にありながら、仕事のいらだちを解消するため残忍な犯行に及んだ」と指摘。
「前回の刑の執行終了から3年もたっていない」として、佐藤被告に懲役3年を言い渡しました。
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