大阪市の橋下徹次期市長が、副市長のポストに前横浜市長・中田宏氏の起用を検討していることが明らかになりました。
中田氏はFNNの取材に対し、前向きともとれる発言をしています。
今月19日に大阪市長に就任する橋下徹氏。
【報道陣】「中田氏に打診は?」
【橋下氏】「いや、まだですまだです。いろいろ考えています」
大阪維新の会の関係者によると、自らの右腕となる副市長ポストについて、前横浜市長・中田宏氏の起用を検討していることが分かりました。
渦中の中田氏は7日、都内で取材に応じました。
【中田氏】
「(打診は)ありません。具体的な話は全然ない。『僕は協力します』と言っている話であって…」
打診を受けていないとしながらも、橋下氏からは市政の運営について相談を受けたと明かしました。
【中田氏】
「先週も電話で話したのは、地方自治法の改正をどうするかとか、都構想そのものの具体策をこれからまとめていかないといけないとか、そこに力を注いでいこう、協力していこうと」
関係者によると、中田氏は橋下氏の当選前から副市長の打診を受けていたといいます。
副市長の起用には議会の同意が必要ですが、大阪維新の会の議席は過半数に達していません。
このため、かつての関淳一市長時代の改革派ブレーンや、市の幹部OBなどを含め、複数の副市長を立てて他会派の同意を取り付ける案も浮上しています。
一方の橋下氏は7日も、市幹部との意見交換を行いました。
【こども青少年局長】
「待機児童ゼロを目指してありとあらゆる手段を講じてやれ、びっくりするようなプランを持って来い、というようなお話だった」
早くも幹部らに次々とゲキを飛ばす橋下氏。
政令市の市長経験者を迎え入れ、「橋下流改革」を強力に推し進めるのでしょうか。
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