堺市で行方不明になっている女性の口座から現金を引き出したとして逮捕された男が、今月殺害された象印マホービンの元副社長のカードを使って残高照会をした疑いがあることが分かりました。
7日に逮捕された無職の西口宗宏容疑者(50)。
先月6日、女性の銀行口座から5万円を引き出した窃盗の疑いがもたれています。
口座の持ち主は堺市南区に住む歯科医師の妻・田村武子さん(67)で、先月5日に自宅近くのショッピングセンターに行ったきり、行方が分からなくなっていました。
【田村さんの知人】
「セレブな感じの人、上品な奥様という感じ」
「早く姿を見せてほしい」
西口容疑者が田村さんの失踪にも関与していたことを示す証拠は、他にも見つかっています。
ショッピングセンターの防犯カメラに映っていた田村さんの跡をつける不審な男が、西口容疑者とほぼ一致したことが分かりました。
さらにショッピングセンターから13キロほど離れた堺市内の山中では、田村さんの所持品とともに、西口容疑者の唾液がついたペットボトルが見つかっていたことも分かりました。
【西口容疑者を知る人】
「いい人なんで容疑者ということにびっくりしている」
「(1ヵ月ほど前)トラブルを起こして大声を出して警察が来たのを見たことがある」
8年前に保険金目的で自宅に放火する事件を起こし、仮釈放中の身だった西口容疑者。
その当時の自宅があった場所は、ショッピングセンターから9キロほど離れた堺市北区の中長尾町です。
この町には今月1日に殺害された象印マホービンの元副社長・尾崎宗秀さん(84)の自宅もありました。
亡くなった尾崎さんと西口容疑者は通りを離れて向かいに住んでいて、昔から面識があったということです。
【地区の自治会長】
「尾崎さんは自分に子どもがなかったから西口容疑者をかわいがっていた。尾崎さんが留守にするときは西口容疑者が(犬の)エサやりに行って散歩もさせていた」
尾崎さんは1日の朝、顔をラップでくるまれ手足を縛られた状態で見つかり、死亡しました。
自宅からは家賃
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