徳島県の小学校で、調理実習で作られた餃子を食べた児童らが集団食中毒を起こしていたことが分かりました。
原因はニラと間違えられたスイセンでした。
餃子の具には欠かせない「ニラ」。
このニラによく似た植物を間違ってギョーザに入れたことで児童が食中毒を起こしました。
5日、徳島県神山町の広野小学校で、家庭科の調理実習で作ったギョーザを食べた小学6年の児童9人が嘔吐や吐き気を訴えました。
【広野小学校 下川清校長】
「調理を担当してくれた先生が食材として、自宅にあるニラをもってこようとして、たまたま畑に、ニラのすぐ近くにスイセンがあって、非常によく似ていたそうで」
ニラと思って調理されたのは有毒成分が含まれる「スイセン」。
誰もがニラと思い込んでギョーザを食べていました。
児童らは病院で治療を受け、現在は回復に向かっています。
【広野小学校 下川清校長】
「私も、一個食べました」
(Q味とかは?)
「変な感じはしませんでした、こういうことになって非常に申し訳なく、子どもたちが辛い思いをしたということで、非常に反省しています」
しかし、ニラとスイセンを間違うことはあるのでしょうか?
【山下奏平記者】
「こちらは来月から花を咲かせるスイセンですが、葉っぱだけのスイセンは確かにニラによく似ています」
開花前のスイセンはまだ葉も薄く、見た目や手触りは、ニラとそっくり。
同じ場所に生えていたら、区別がつきにくいかもしれません。
【街の人】
(Qどちらがニラで、どちらがスイセンか?)
「分かる分かる、ニラは細いもん」
(Qなかなか区別つかない?)
「難しいです」
「ラーメンの中に入れるかも、炒めたりするかもしれないね」
神戸・南京町の餃子専門店に聞いてみると…。
【餃子店店長】
「見た目じゃ分からないけど、触ってみたら、よくわかりますね。(スイセンのほうが)大きくて太いし、固いし」
ニラとスイセンを間違う事例は、毎年起きていて、厚生労働省は匂いを嗅いで確かめるなどの注意が必要と呼びかけて
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