京都大学は、山中教授らが開発したiPS細胞について、薬の開発など全ての研究に権利が及ぶ特許をアメリカで取得しました。
2007年に京都大学の山中伸弥教授らが開発したiPS細胞は、人の神経や筋肉といった様々な組織を作ることができるため、難病治療などでの活用が期待されています。
このiPS細胞を使った研究は、アメリカでも盛んに行われていて、京都大学は今回、研究開発全てに権利が及ぶ特許をアメリカで取得したということです。
これまでは、iPS細胞を作ることや別の細胞に変化させることしか規制ができませんでしたが、今回の特許により、薬の開発などに使用する際も京大の許可が必要になりました。
京都大学が特許を取ったことで、使用料は低く抑えられることになり、アメリカでのiPS細胞を使った研究が、さらに活発化すると期待されています。
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