パナソニックは、昨年度の決算がおよそ7700億円の赤字になると発表しました。
国内製造業では過去最大級の赤字となります。
パナソニックは韓国メーカーとの競争が激化している薄型テレビ事業の不振や円高の影響などで、昨年度の売上が前の年から10%ほど減って、およそ7兆8000億円になりました。
また、三洋電機の買収に伴う事業構造の改革費用などが響き、昨年度の連結決算は、およそ7700億円の赤字になると発表しました。
国内製造業では、過去最大級の赤字となります。
【パナソニック 大坪文雄社長】
「将来のための構造改革の結果とはいえ、
これだけの赤字を計上したことの責任を、重く受け止めております」
パナソニックは、テレビ事業での不採算モデルの絞り込みやコストダウンを徹底させることなどで、今年度は500億円の黒字化を目指す方針です。
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