JR西日本の元駅員らが、定期券を不正に発行し現金を着服した疑いで逮捕されました。
被害総額は8600万円にのぼり、元駅員は「その一部を暴力団組員に渡した」と話しています。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、JR西日本で明石駅勤務だった元社員・宇留島剛容疑者(50)ら4人です。
宇留島容疑者らは今年1月、架空の定期券を発行して払い戻す手口で、現金15万円あまりをだまし取った疑いがもたれていて、4人とも容疑を認めているということです。
JR西日本は、宇留島容疑者らが6年前から同じ手口を600回以上繰り返し、約8600万円をだまし取ったとして刑事告訴していました。
【JR西日本・金平英彦 神戸支社長】「悪意のあるベテラン社員がルールや仕組みの抜け穴を見つけた。そういうものが見つけられないようにやっていかないといけない」
JR西日本の社内調査で宇留島容疑者が「金の一部は山口組系暴力団組員に渡した」と話していることから、警察は金の流れを慎重に調べています。
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