仲間内で出し合った金を必要な参加者に貸し付ける、いわゆる「頼母子講」を主宰していた女が、200万円を騙し取ったとして逮捕されました。
被害総額は数千万円に上るとみられます。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪市生野区で焼き肉店を経営していた韓国籍の山城福子こと夫福子容疑者(61)です。
夫容疑者は「頼母子講」を主宰し、おととし4月からの一年間に参加者から掛け金として集めた200万円を満期になっても返さず、だまし取った疑いが持たれています。
「頼母子講」は、参加者から集めた金を必要な参加者に貸し付ける互助システムで、在日韓国朝鮮人の間では、銀行から融資を受けるのが困難な時代に根付き、現在も利用されているとみられます。
【夫容疑者を知る人】
「ものすごい良い人、優しい人。それでみんな信用しはったんちゃうかな。(頼母子講に)入って信用した人が一番かわいそう」
調べに対し夫容疑者は容疑を否認していますが、警察は被害総額は数千万円に上るとみて調べを進めています。
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