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”手に負えなかった” たこフェリー 運行再開断念

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兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「たこフェリー」について、地元自治体と運営会社は運行再開の断念を決めました。 運営会社は「手に負えなかった」と話しています。 明石市と淡路島を結び、通勤・通学する市民の足となっていた「たこフェリー」。 高速道路料金の値下げなどの影響を受け、2010年から運航を休止し、地元自治体と船会社が再開を目指して協議してきました。 そして、21日開かれた取締役会。 2年後に本州と四国を結ぶ道路の料金が更に割引されることや、国の支援が見込めないことからたこフェリーの再開を断念することが決まりました。 【明石市 福田成男土木交通部長】 「残念なんですが、再開断念という形になった」 【淡路ジェノバライン吉村静穂社長】 「再開しようということで、努力したつもり。ただし、手に負えなかったというのが現実ですね。私の力不足で申し訳なかったと思う」 56年もの間運航を続けたこフェリー。 地元からは、再開断念を惜しむ声が聞かれました。 【地元の人は】 「何十年やね。船で喜ぶ子供もいっぱいいるのね景色もいいから、舞子や垂水のほうも見えてね」 「病院いったりするときに利用していた。残念やとは思いますけど」 あたこフェリーの船長をしていた中野達也(46)さんは、もう一度舵がとれることを信じて、失業したまま待ち続けていました。 【たこフェリー元船長・中野達也さん】 「橋一本では、全部カバーできないと、ずっと訴えてきた。タコフェリーが撤退するまでは、橋と船の共存できた。すべてものがカバーできる、いい交通の通のカタチだった。やはり、再開してもらいたいという思いで、ずっと待っていた」 今月29日に株主総会が開かれ、桟橋の撤去など清算方法について話し合いが行われます。

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