医師の資格を持っていない従業員に光脱毛機で医療行為を行わせたとして、人気エステサロンの経営者の男ら8人が逮捕されました。
22日朝、警察署に出頭した医師。
【出頭した医師】
「向こう(警察)は向こうの判断があってやられていることだと思うので…」
”脱毛の神様”と呼ばれ、エステサロン「ドクタータカハシ」を経営する高橋知之容疑者(59)です。
警察は22日、高橋容疑者と、甥で同じく医師の貴志容疑者(39)ら8人を、医師法違反の疑いで逮捕しました。
【記者レポート】
「高橋容疑者らはこのビルの8階で脱毛エステを行っていましたが、今年3月に警察の捜索を受け、現在は臨時休業しています」
高橋容疑者らは、医師の資格がない従業員に光脱毛器を使わせ、女性客ら4人に医療行為を行った疑いが持たれています。
脱毛の専門家として数多くのメディアに登場していた貴志容疑者。
「ドクタータカハシ」は、全国で17店舗を展開し、一定額を払えば何度でも脱毛を受けられる「永久保証」を売りに、年間15億円を稼いでいました。
高橋容疑者は、22日朝に出頭する直前、容疑について否定していました。
【出頭直前の高橋知之容疑者】
「最終的には法律に従ってきちっと処理してもらえると思っていますので、心配しておりません」
高橋容疑者は「独自に開発した脱毛法は医師でなくても安全」と主張していますが、警察は女性客がワキなどに火傷を負ったことなどから医療行為と判断しました。
「ドクタータカハシ」には去年1年間で同様の苦情が24件寄せられているということで、警察は余罪についても調べる方針です。
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