去年、大阪市平野区で交際していた女性とその母親を殺害した罪に問われた男に対して、大阪地方裁判所は無期懲役を言い渡しました。
殺人の罪で判決を受けたのは住所不定・無職の文青児被告(36)です。判決によりますと文被告は去年6月、大阪市平野区で交際相手だった山下裕美さん(当時27)のマンションにベランダから侵入し、山下さんと母親の香代子さん(当時61)を何度も刃物で刺して殺害しました。判決で大阪地裁の遠藤邦彦裁判長は「裕美さんとの交際が続けられなくなり自暴自棄になって殺害したという動機は身勝手というほかない」と指摘。そのうえで「逃げようとする被害者を背後から刺すなど、殺意は強固で残忍な犯行」として文被告に求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
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