大阪市住吉区で、都会ではめったに見ることのできないオオタカが保護されました。
足を切断しなければならない大けがをしています。
【保護した男性】
「ここから落ちた時に上に上ろうとしてたけど、よう上らへんかった。ちょっと弱っているから。『何とかしてくれと、助けてくれ』と」
27日、この男性が一羽の鳥を警察に持ち込みました。
泣き声絶滅のおそれがあり、国内希少野生動植物種にも指定されている野生のオオタカです。
獰猛な猛禽類として知られるオオタカですが、右足に大けがをしています。
このオオタカは、住吉区千躰の市営住宅で保護されました。
イノシシなどを捕獲するための罠に右足を挟まれたままここまで飛んできたと見られます。
【保護した男性】
「向こう向いてここにつかまっておった。ここにダーッと鎖がついとったんですよ。目を見たら『助けてほしいな』という優しい目をしていた」
オオタカは動物病院で治療を受けていますが、右足は切断しなければならず、左足の爪も欠けていす。
【中津動物病院・中津賞院長】
「命は助けられるけど、野外へ放せるかというと中々難しい。訓練が必要だと思います。この足で生きていけるように」
生きるために必要な生命線である足を失ったオオタカ。
今後、保護を続けるのか、自然に帰すのか、回復状況を見て判断するということです。
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