大手和食チェーン「がんこ」が、従業員に残業代や深夜手当を支払っていなかったなどとして、社長らが書類送検されました。
社長は、「昔からの慣習だった」と話しています。
書類送検されたのは、大阪市淀川区の「がんこフードサービス」と志賀茂社長ら幹部3人です。
労働局によりますと「がんこ」は岸和田市の店舗で働く社員5人に対し、去年4月から7月までの間、残業代や深夜手当、およそ107万円を支払わなかったなど、労働基準法違反の疑いが持たれています。
労働局は残業代を支払うよう行政指導をしてきましたが改善が見られず、去年12月、本社や店舗など5カ所を家宅捜索していました。
「がんこ」は基本給と決められた一定額の残業代を支払うシステムで、労働局に対し志賀社長は「昔からの慣習で、不適切だった」と話しているということです。
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