福島県などから仕入れた牛肉の産地を偽装して販売したなどとして、精肉店の元店長が逮捕された事件で、偽装された牛肉はおよそ1.4トンに上ることが分かりました。
大阪市此花区の精肉店の元店長・沓掛博司容疑者(62)は、福島県などの被災地から仕入れた牛肉を鹿児島県産と偽装して販売したなどの不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
その後の調べで、沓掛容疑者は、去年9月からことし2月の間におよそ1.4トンの牛肉の産地を偽装し、販売していたことが分かりました。
販売された牛肉は、放射能検査で問題はなく、健康被害も報告されていないということです。
調べに対し、沓掛容疑者は容疑を認めていて、警察は牛肉を安く仕入れたものの売れなかったため、産地を偽装したものとみて調べを進めています。
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