奈良市にある国宝・薬師寺の「東塔」が110年ぶりに解体修理されるのを前に、現場が一般に公開されました。
今月から本格的に解体修理が始まる薬師寺の三重の塔・東塔では2日、事前に申し込んだ500人が素屋根の中に入り、工事用の足場から間近に見学しました。
東塔は薬師寺の中で唯一創建当時から現存している建造物で、およそ1300年の時を重ねています。
塔の中心部を貫く心柱が空洞化し亀裂が入るなどしていて地震で倒壊することが懸念されているため、110年ぶりに解体・修理されます。
【見学者】「すごく間近に見られて感動しています」「思ったよりも疲労というか、いたんでいる」
修理は2018年の完成を目指しています。
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