神戸大学が無断で遺伝子組み換え実験を行っていたことが分かりました。環境への影響はないということです。
神戸大学大学院医学研究科では2009年4月から8月にかけて、法律で定められている文科省への申請をしないまま、季節性インフルエンザウイルスの遺伝子組み換え実験を行っていました。外部からのメールで発覚し、実験を行った元大学院生は、「申請が必要だと知らなかった」と話しているということです。実験はウイルスの拡散を防ぐ施設で行われていて、ウイルス自体の危険性も低いため、環境への影響はないということです。
文科省は、今回の事態を受け、神戸大学に対して厳重注意を行いました。大学は「社会の信頼を裏切るものであり、心からお詫び申し上げます」とコメントしています。
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