大阪ミナミの路上で男女2人が殺害された通り魔事件で、逮捕された男は「知人に仕事を世話してもらうために大阪に来た」と供述していることがわかりました。
殺人未遂の現行犯で逮捕された無職の礒飛京三容疑者(36)は10日、大阪市中央区の路上で音楽プロデューサーの南野信吾さん(42)と飲食店経営の佐々木トシさん(66)を包丁で刺して殺害した疑いが持たれています。
礒飛容疑者は、5月24日に新潟刑務所を出所したばかりで、大阪には事件の前日に来たことが分かっています。
その後の調べで礒飛容疑者は「刑務所で知り合った男性に仕事を世話してもらうために来た」と供述していることが分かりました。
警察によると礒飛容疑者は事件前日に男性ら数人と市内観光や飲食をして男性宅に宿泊しましたが、朝にはいなくなっていたということです。
一方、司法解剖の結果、亡くなった2人の傷は、大きなものだけでも、南野さんが十数ヵ所、佐々木さんも3ヵ所あり、深さが11センチに達するものもあったことがわかりました。
警察は礒飛容疑者に強い殺意があったとみて、無差別の犯行に至った経緯について調べています。
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