福井県の西川一誠知事は、12日午後、再稼働に同意するかどうかの判断を迫られている大飯原子力発電所を視察し、必要な安全対策は確保されているとの認識を示しました。
福井県の西川知事は、県の原子力安全専門委員会が11日提出した、「大飯原発3、4号機の安全に必要な対策は確保されている」と結論づける報告書を受けて、現地を視察しました。
【西川知事】
「関西電力がどのように(安全対策に)取り組んでるのか、現場でどう実行しているのか拝見して、判断というか方針に役立てる」
【関西電力・豊松秀己副社長】
「福井県の皆さんに決して迷惑かけることなく安心してもらえるよう、安全最優先で事業運営していく」
西川知事は今後、おおい町の時岡忍町長の同意や県議会での協議をふまえて、再稼働への同意を表明するとみられます。
【西川知事(視察後)】
「レポート(報告書)に沿った対応はできていると思うが、最終的な判断には、きょうの視察もふりかえりながら判断する。長期的・中期的な問題をどうするかは、これから急ぐ」
政府は、立地自治体の同意を得れば今週中にも関係閣僚会合を開き、再稼動を最終決定する方針です。
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