大阪・ミナミで男女2人が殺害された通り魔殺人事件で、逮捕された男は、包丁を買ってわずか10数分後に凶行に及んでいたことがわかりました。
事件から2日。
12日も現場には2人の死を悼み、多くの人が献花に訪れました。
【佐々木さんを知る人】
「優しい人で、なんでこんな人がこういう目に合わないといけないのか、残念です」
10日、大阪市中央区の路上で、南野信吾さん(42)と佐々木トシさん(66)が包丁で刺され殺害された通り魔事件。
殺人などの疑いで送検された住所不定・無職の礒飛京三容疑者(36)が事件の2日前まで栃木県宇都宮市内の薬物依存症リハビリ施設に入所していたことがわかりました。
礒飛容疑者は覚せい剤取締法違反の罪で先月24日まで服役し、出所後に施設に入りましたが、今月8日、自発的に退所したということです。
そして、大阪に来たのは事件前日の今月9日。
礒飛容疑者は「刑務所で知り合った男性に仕事を世話してもらうために来た」と供述しています。
警察によると礒飛容疑者は事件前日に男性ら数人と市内観光や飲食をして男性宅に宿泊しましたが、朝にはいなくなっていたということです。その後の調べで、礒飛容疑者が現場近くの百貨店で包丁を買ったのは事件のわずか十数分前で、南野さんが刺された現場のすぐ目の前の駐車場に百貨店の紙袋や包丁のケースが捨てられていたことがことがわかりました。
また、亡くなった2人が刺されたのはわずか3分の間で2人の傷は大きなものだけでも、南野さんが十数ヵ所、佐々木さんが3ヵ所あり、深さが11センチに達するものもあったこともわかりました。
当初、礒飛容疑者は「自殺しようとしたが死に切れず、人を刺し殺せば死刑になると思った」と供述していましたが、自殺を試みた形跡はないということです。
警察は礒飛容疑者に強い殺意があったとみて、無差別の犯行に至った経緯について調べています。
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