大阪府と大阪市のエネルギー戦略会議は13日、中長期目標として2030年までに原発依存度をゼロにすることなどを基本方針にする案を確認しました。
13日の会議では、本来の目的である大阪の中長期的なエネルギー戦略について議論され、飯田哲也座長代理が提案した基本方針の骨子案を確認しました。
骨子案には、2030年までに原発をゼロにすることや、独自に原発の安全監視機関を設けることなどが盛り込まれましたが、具体的な方法やプロセスは示されておらず、今後の検討課題としています。
また、会議の中で飯田座長代理は「政府が大飯原発の再稼働方針を決めた責任をとる」として戦略会議の委員を辞任することを表明しました。
【飯田座長代理】
「再稼働が“限定”とはいえ、押し切られる形になったのはやはり力不足。誰かが責任を取らないといけない」
飯田座長代理は来月実施される山口県知事選挙への出馬が取り沙汰されていますが、「選挙とは関係がない」と話しています。
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