大阪・ミナミで男女２人が殺害された事件で、逮捕された男の血液を採取した証拠品のガーゼを大阪府警が紛失していたことが分かりました。
無職の礒飛京三容疑者（３６）は今月１０日、大阪市中央区の路上で南野信吾さん（４２）と佐々木トシさん（６６）を包丁で刺して殺害した疑いがもたれています。
大阪府警は１０日の逮捕後、礒飛容疑者の右手に付着した血液などを２センチ四方のガーゼ７枚を使って採取し、南警察署で乾燥させていました。
しかし１３日、南署から捜査本部に証拠品を引き渡す際に、ガーゼ１枚が見当たらないことに気付いたということです。
大阪府警は書類などと一緒に誤って捨てた可能性が高いと発表しましたが、「今回の事件は警察官が犯行を目撃した現行犯逮捕の事件であり、捜査や裁判への影響はない」としています。
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