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無免許少年に『危険運転』適用せず 以前の無免許も起訴で重い求刑可能に

京都府亀岡市で無免許で車を運転し、10人を死傷させたとされる少年について、京都地検は遺族が求めていた「危険運転」の適用を見送りました。 一方、過去の無免許運転を併せて起訴したことで、重い求刑が可能になりました。 【警察官】 「速度の規制が40キロから30キロに変わります。安全運転をお願いします」 事件のあった亀岡市の府道でドライバーに注意を呼びかける警察官。 住民の要望を受けて、18日から制限速度が10キロ引き下げられ、時速30キロになりました。 この道では今年4月、18歳の少年が無免許で車を運転して時速およそ60キロで小学生の列に突っ込み、10人を死傷させたとされます。 遺族らは、最高刑の重い「危険運転致死傷罪」の適用を求め、22万人分の署名を提出していましたが、京都地検はきのう自動車運転過失致死傷などの罪で少年を起訴しました。 事件の原因は、「居眠りによる運転ミス(過失)」で、「危険運転の構成要件にはあたらない」と判断したためです。 【息子の琉輝君が重傷を負った西田昌弘さん】 「大変悔しくて残念でたまりません。法律の壁というのは大変高くて超えられなかった」 一方で、事件の重大性が考慮されたとみられる部分もありました。 京都地検は、事件当日だけでなく、少年が過去に繰り返していた2度の無免許運転を併せて起訴したのです。 これにより、少年に「危険運転」を適用した場合の最高刑と同じ、懲役5年以上10年以下の不定期刑を求刑できるようになりました。 【次女・真緒ちゃんを亡くした小谷真樹さん】 「検察として最大のことをやってくれたと思うが、やっぱり過失ではなくもっともっと悪質なもの。(最高刑が)一緒だから良かったとは思わない」 遺族らは今後も署名活動を続け、危険運転の適用範囲を広げるよう法改正を求めていくということです。

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