6歳未満の男の子が脳死判定され、提供された心臓の移植手術を受けた女の子の両親がコメントを発表しました。
女の子の経過は順調だということです。
【女の子の両親のコメント】
「いま移植手術を無事に終え目の前にいる我が子を見つめながら、今回の決断をされたご家族のことを思っています。『ありがとう』以外にそれを表す適切な言葉が見つかりません」
拡張型心筋症という重い心臓病を患った10歳未満の女の子は、今月15日、脳死判定を受けた6歳未満の男の子から心臓を提供され、大阪大学附属病院で移植手術を受けました。
病院によると、術後の経過は順調で、16日に人工呼吸器が外された時、女の子は「お母ちゃん」と言葉を発し、面会に訪れた母親は「よくがんばったね」などと声をかけたといいます。
【女の子の両親のコメント】
「ご両親の思いしっかりと受けとめ、お子様の命が私達の子供の一部として長く生き続けられるよう、精一杯の愛情とともに我が子を大切に育みたいと思います」
女の子は今、会話をすることができ、食事もとれるようになったということで、今後は拒絶反応に注意しながら経過を観察し、早ければ2ヵ月ほどで退院できる見込みです。
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