大阪市の橋下市長は、市営の地下鉄やバスの敬老パスについて、1回の乗車につき50円の負担を求めることで維新・公明と間もなく合意する見通しです。
大阪市は、70歳以上の市民に無料で地下鉄や市バスを利用できる敬老パスを発行していますが、高齢者の増加に伴い、10年後には市の財政負担が100億円を超えると予想されています。
このため、橋下市長は利用者に一部負担を求める方向で、議会で合わせて過半数となる維新・公明の両会派と協議を続けてきましたが、1回の乗車につき50円の負担を求める案で、間もなく合意する見通しです。
【橋下市長】
「ある意味、聖域中の聖域ですから、高齢者の皆さまには大変申し訳ないけど、大阪市政改革の大きな第一歩になると思う」
また、改革案には1年ごとに3000円の更新料を求めることも盛り込まれる見込みです。
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