大阪府警の元刑事課長らが、紛失した証拠品のタバコの吸殻を別のタバコで捏造したとして罪に問われた裁判が始まり、元刑事課長らは起訴事実を認めました。
証拠隠滅の罪に問われているのは、大阪府福島警察署の元刑事課長の前渕敏治被告(55)と、元係長の稲原孝被告(45)です。
起訴状によりますと前渕被告らは去年、2003年に起きた強盗強姦事件の証拠品のタバコの吸い殻がなくなっていることに気付き、別のタバコをねつ造し署内で保管したとされます。
19日の初公判で2人は、「間違いありません」と起訴事実を認めました。
検察側は、「強盗強姦事件の犯人が捕まらず、捜査が終了すると考えたことから証拠品のねつ造を思いついたが、犯人が判明したため発覚した」と指摘しました。
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