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大阪”中之島図書館”を廃館・転用へ 橋下市長の方針に利用客は

大阪市の橋下市長は、100年以上の歴史を持つ府立・中之島図書館を廃館し、集客施設に転用する方針を明らかにしました。 利用者からは困惑の声があがっています。 【橋下市長】 「中之島図書館ですが、以前からあんなところに図書館があるのはどうかと思っていたが、あそこを全部空けて、活用の方向でやってもらえないか」 府立中之島図書館は、1904年に住友家の寄付によって建てられ、ギリシャ神殿風の正面玄関など、格調高い外観から観光客の人気も高く、国の重要文化財にも指定されています。 現在は、大阪の郷土資料やビジネス書を中心に保管していて、学者やサラリーマンをはじめ、利用者は年間30万人以上にのぼります。 しかし、橋下市長は20日、中之島に美術館やコンサートホールを作って観光客を集める計画のため、図書館を廃館にして集客施設などに転用する方針を明らかにしました。 【橋下市長】 「中之島公会堂の横の一等地で、建物も素晴らしい。今まで図書館だったから図書館という考え方ではなく、僕らにすればあんな所に図書館なんて置く必要はない」 【中之島図書館・野本康憲館長】 「都市魅力を高める方法を議論していただいたようだが、重要文化財の制約があるので文化庁と協議する必要がある」 【利用者は】 「仕事で使うので、市役所の隣は便利だし今のままがいい」、「図書館のイメージがあるので転用はもったいない。ここで本を見るのが良いのに」 橋下市長は、中之島図書館の約55万冊の蔵書は市立図書館などで引き受けて、建物の活用方法は民間から事業を公募するとしています。

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