大阪市の橋下市長は、東日本大震災の被災地で処理が進まないがれきを受け入れ、市内で処分することを正式に決定しました。
大阪市は20日の戦略会議で、岩手県の震災がれきを受け入れ、舞洲のゴミ焼却工場で焼却して夢洲にある北港処分地に焼却灰を埋め立てることを正式決定しました。
今年度は、およそ6100トンを受け入れる計画で、埋立地には放射性物質の吸着効果がある「ゼオライト」という鉱物を敷き詰めることにしています。
【橋下徹・大阪市長】
「岩手県のガレキは基本的には普通のがれきと変わらない。通常のがれきと変わらないということを市民の皆さんにご理解頂けるよう説明を尽くしていく」
放射性物質が海に流出する恐れについて環境省は、「安全性は確保できる」との見解を示していて、大阪市は今月27日から住民説明会を開き、11月に試験焼却を行う予定です。
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