20日午前、大阪教育大学附属平野小学校で、調理実習中の児童23人が吐き気などの体調不良を訴え、全員が病院に搬送されました。
授業では、生のキャベツとゆでたキャベツの食べ比べをしていました。
【消防隊員】
「児童23人が傷病者扱い、現地で対応(治療)する必要がある重症者はいない」
多くの救急車両が駆けつけ騒然とする大教大附属平野小学校。
午前11時40分ごろ、職員から消防に「児童が体調不良を訴えている」と通報がありました。
消防によると5年生の一クラス38人のうち、23人が寒気や吐き気などの症状を訴えていて、全員が病院に運ばれました。
いずれも症状は軽いということです。
学校によりますと、児童たちは調理実習をしていた午前10時過ぎから次々と体調不良を訴え始めたということです。
【小学校の校長】
「キャベツを生で食べるのと、煮て食べるのとで、食感どがどう違うか実習していた、何らかの私たちの落ち度があったと思う、きちんと原因を分析してこういうことが二度と起きないよう善処したい」
実習で使われたキャベツは、19日に担当教諭が購入し自宅の冷蔵庫で保管していたものでした。
消防は、食中毒の疑いもあると保健所などに連絡し、詳しい原因を調べています。
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