大阪府警の男性警部補が、事件の証拠品をわざと破棄した疑いで書類送検されました。
警部補は「早く仕事を終わらせたくて捨てた」と話しています。
証拠隠滅などの疑いで書類送検されたのは、大阪府淀川警察署に勤務する男性警部補(41)です。
大阪府警によりますと警部補は、神戸市で起きた恐喝・傷害事件の証拠品のキャッシュカードや捜査書類を、去年9月にわざとシュレッダーで裁断し破棄した疑いがもたれています。
警部補は、容疑者の自宅から押収したカードなどが盗まれたものではないか、確認する捜査を担当していました。
調べに対して警部補は「早く仕事を終わらせたくて捨てた」、「他の事件も抱えて処理が追いつかず、切羽詰まっていた」と話しているということです。
大阪府警では、大阪市平野区で2002年に起きた母子殺害事件の証拠品を紛失したことが去年5月に発覚。
今年3月にも、別の事件の証拠品の紛失に気づいた福島署の元警部らが無関係の吸い殻を証拠品にねつ造するなど、不祥事が相次いでいます。
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