大雨の影響で和歌山市南部で田んぼや用水路から水があふれ、広範囲にわたり浸水被害がありました。
この影響で4つの小学校が臨時休校となっています。
和歌山市では22日午前5時までの24時間の雨量が6月の観測史上最多となる179ミリとなっていて、和田川は午前2時10分に氾濫危険水位に達しました。
市によりますと、和田川は氾濫していないということですが、増水で用水路などから水が溢れ出し、冠水の水位が1・5mに達する所もありました。
【住民】
「ここまで水が来た、だから床上10センチぐらいです。畳はぷかぷか浮いていますし、便所はもう…」
「水が入ってくる音がした。様子を見ようとちょっと入り口を開けたら、水が入ってきた」
「やっぱり怖い。急に来るから」
また、児童が安全に登校できないことから、三田、安原、岡崎、和佐の4つの小学校と和佐幼稚園が臨時休校となりました。
【三田小学校・吉原良治校長】
「田んぼの中を通る通学路だが、完全に水没していた。これでは登校できないと判断した」
また、和田川に沿って走る和歌山電鉄貴志川線は全線で不通となっていて、今のところ、復旧の見通しが立っていないということです。
消防によると、自然に水が引くのを待つしかない状況で、完全に水が引くのは夕方になりそうだということです。
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