再稼働に向けて準備中の大飯原子力発電所で、外部からの送電線を監視する電波が一時、途絶えるトラブルがありました。
原子力安全保安院によりますと、関西電力の大飯原発で23日夜から24日未明にかけて、京都市の送電施設とつながる電線に異常があったことを示す警報が断続的に鳴りました。
この電線は、再稼働の際に電気を送るとともに、事故がおきた際は外部電源になるもので、現地の特別監視チームが状況を確認したところ、異常は見当たらなかったということです。
警報が鳴った原因は、大気の不安定で送電線の状態を監視する電波が途絶えたこととみられています。
大飯原発では今月19日にも、発電機の冷却水を入れたタンクの水位が一時的に下がり、警報が鳴るトラブルが起きています。
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