27日開かれた関西電力の株主総会で大阪市が提案した「原子力発電の速やかな全廃を求めた株主提案」が約17%の賛成率だったことが分かりました。
関西電力の筆頭株主である大阪市は27日開かれた株主総会で原発の速やかな全廃を求める株主提案をしましたが、3分の2以上の賛成は得られず、否決されました。
関西電力は株主提案の賛成率の速報値を明らかにし、大阪市の提案は賛成率が、約17%だったことが分かりました。
去年、市民団体が提案した脱原発の株主提案は賛成率が約4%で、大幅に賛成率が伸びたことになります。
【大阪市 橋下徹市長】
「これから、最終集計やります、20パーセント近くになるなら大変なことですよ。新しいエネルギー供給体制にチャレンジしてみようという気運が盛り上がってきているわけですから、これをつかまないとダメですよ経営者はね」
また、京都市と神戸市の脱原発を求める提案は、約22%の賛成率でしたが、関西電力は「脱原発はしない」考えを強調しています。
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