関西広域連合は30日、関西電力大飯原子力発電所3号機の再稼働により、この夏の節電目標を当初の15パーセントから10パーセントに見直すという政府の方針を了承しました。
関西広域連合は23日の会合に国や関西電力の担当者を招き、大飯原発3号機がフル稼働した際には、節電目標を当初の15%から10%に緩和するとの説明を受け、了承しました。
しかし、計画停電が実施された場合に除外される医療機関が一部に留まっていることについては、各知事から異論が相次ぎました。
【京都府・山田啓二知事】
「人工透析をやっている病院も計画停電の対象に入ってい。るそれはやっぱりまずいのでは」
これに対し関西電力は「可能な範囲で個別に対応していきたい」と回答するに留まりました。
また、大飯原発4号機がフル稼働した際、更に節電目標を下げる方針を国と関西電力が示したことに対して、関西広域連合は「計画停電を絶対に避けるため10%を維持すべき」との意見で一致しました。
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