滋賀県大津市で去年、いじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺しました。
学校側は、いじめと自殺の因果関係を否定していますが、全校生徒を対象にしたアンケートで「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」という回答が15件あったことが分かりました。
中学2年生の男子生徒(当時13)は去年10月、大津市の自宅のマンションから飛び降り自殺しました。
アンケートはその後、教育委員会が全校生徒を対象に実施し、300人あまりが回答しています。
このアンケートで、15人の生徒が「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」と回答していたことが分かりました。
中には「先生に相談したけれど、何もしてくれなかった」という回答もありました。
教育委員会は、当時の会見でいじめがあったことは認めましたが、この事実は明らかにしていませんでした。
男子生徒の両親は、大津市や加害生徒を相手に損害賠償を求めて提訴していて、学校側はこれまで「いじめと自殺の因果関係は分からない」と争う姿勢を示しています。
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