13年前、大阪市で知人の女性を殺害したとして殺人の罪に問われた男に対し、大阪地方裁判所は懲役18年の実刑判決を言い渡しました。
殺人の罪などで判決を受けたのは、名古屋市の手配師・森下恵次郎被告(52)です。
判決によりますと森下被告は1999年、大阪市中央区で知人の高橋知子さん(40)を殴り、ろっ骨を20ヵ所骨折させた上、首をひものようなもので絞めるなどして殺害しました。裁判は殺意の有無が争点で、弁護側は傷害致死罪にとどまるとし、すでに時効が成立していると主張していました。
しかし、判決で大阪地裁は「執拗な暴行を加え、被害者が死ぬかもしれないと認識していた」と殺意を認定。「逃亡することで時効により罪を免れようとした」として、森下被告に懲役18年の判決を言い渡しました。
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