風俗店へのウソの投資話を持ち掛け、8700万円余りをだまし取った罪に問われた53歳の女に対し、大阪地方裁判所は懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
詐欺の罪で判決を受けたのは、大阪市西成区の無職・小椋由起子被告(53)です。
判決によりますと、小椋被告は知人らに対し、元本保証と高額な配当を約束して風俗店へのウソの投資話をもちかけ、合わせておよそ8700万円をだまし取りました。
11日の判決で、大阪地裁の堤雄二裁判官は、「被告は、被害者から受け取った金を多額の借金の返済に充てたほか、韓国のカジノで使っていて、投資するつもりはなく、元本の返済をする能力もなかった」と指摘しました。
その上で「投資意欲をあおり、ウソの話で信用させていて、犯行は計画的で巧妙」として、小椋被告に懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
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