滋賀県大津市で、自殺した男子中学生がいじめを受けていた事件で、文部科学省の職員が17日から大津市役所に派遣されました。
文部科学省から派遣された初等中等教育局の職員3人は17日午前、大津市役所に入りました。
去年10月に自殺した中学2年の男子生徒がいじめを受けていた事件では、学校と教育委員会のずさんな調査の実態が明らかになり、大津市は有識者による第三者委員会で再調査することを決めています。
今回の派遣は、越直美市長の要請を受けたもので、職員らは第三者委員会の人選などをアドバイスしたり、混乱している学校や教育委員会の対応について助言したりするということです。
【文部科学省の職員】
「(第三者委員会を立ち上げた)過去の実例が少なからずあるので、適宜適切な助言ができるように」
個別の教育問題について文部科学省が職員を派遣するのは異例で、これから2週間をめどに実務に当たる予定です。
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