落語家の桂三枝さんが16日、「桂文枝」の六代目を襲名しました。
師匠の「五代目・桂文枝」さんが亡くなって以来、7年ぶりの復活となります。
約9000人のファンが駆けつけた16日の襲名披露公演。
緞帳が上がるこの瞬間に、「桂三枝」が、六代目「桂文枝」に生まれ変わりました。
「桂文枝」は上方落語界の大名跡で、「五代目・桂文枝」さんが亡くなって以来、7年ぶりの復活となります。
襲名の際のしきたりで頭を下げたままの文枝さんに、東西落語界の大御所が激励の言葉を述べました。
【桂ざこばさん】
「すごく勇気のいる事です。会社の名前を変えるようなもんです。はよ言うたら…何がおかしいねん」
【笑福亭仁鶴さん】
「重たーい名前です。それからこの名前にこの、なじむまでは、年月が必要やと思います。今後ともひとつ、皆さん方御贔屓賜りますように、私からもお願いを致したいと思います」
大先輩たちの言葉に文枝さんは…。
【桂文枝さん】
「生まれて初めて口上の真ん中に座らせていただきました。疲れるもんやいうのがよう分かりました」
その後、桂文枝として初めての創作落語を披露。
最後、拍手の中降りてくる緞帳を止めて、決意の言葉を述べました。
【桂文枝さん】
「皆さまに育てて頂きました桂三枝を胸に、今日から文枝としてやっていきます。よろしくどうぞ、お願い致します」
文枝さんは全国で襲名披露興行を行う予定です。
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